しかも、、
ネット等オンラインでの集客作業はまったく無く。。
アナログな方法だけで、凄い繁盛サロンを築かれているマレーア・パートナーサロン。
横浜市旭区鶴ヶ峰本町:美容室ビハーラさんとの対談:Part4です。
*詳しく知るためには、Part1から[Part1はこちら]ご覧ください..
Part2はこちら Part3はこちら
荒井(以下A):・・では次に、技術面ですが...
美容室ビハーラ:森本さん(以下Mさん):はい..
A:ここは、僕が、なかなか引き出せない部分ではあるのですけども。僕が美容師ではないですから。。
ここもすごく抽象的なんですけど、心掛けているところ・・というと、何かございますか?
Mさん:技術的なところ・・?
A:はい。・・じゃあ順番にいきましょうか。
例えば、まず、シャンプー時に心がけていることは?というと...
Mさん:シャンプー時に心掛けるのは、「そのひとにとって、一番気持ちいい思いをさせる」・・というのかな。
で、シャンプーが一番、人間性が出ると思うんですけど...
肌がこう、触れるので、想いが伝わるんですよ。
A:なるほどぉ!
Mさん:会話してないけど。エステシャンとか...うまいひとって、言葉や口先じゃないんですよ。
マッサージ師さんもそうだけど。
肌に、直接、一番ダイレクトにさわる施術なので...
A:ホント、、そうですね...
Mさん:「コンチクショー」と思って、台所で、野菜の泥でも落としているように、ガーッとやってるのと。ほんとうに「いとおしい」と思って、洗っているのと..
例えば、赤ちゃんを抱っこするのも、「こんなに泣いちゃって、コンチクショー」と思って抱いてる赤ちゃんと、「かわいい、かわいい」と思って抱いてる赤ちゃんと..
伝わりますよね?
A:そうですね。
Mさん:..というのと同じように、そのひとにとっての、一番「気持ちいい」を察するのが大切かなぁ・・と。。
A:なるほど〜。いやこれたぶん、これは凄い!
ひとによっては、もしも今の森本さんのお話を聞くと、「当たり前だよ」で終わらせちゃう美容師さんもいると思うんですけど..
特に、アシスタントのいるお店でいうと、シャンプーはやっぱりアシスタントの方がされる・・という場合が多いじゃないですか。
Mさん:ハイ。
A:でも、いまおしゃられたのを聞いて、初めて「なるほど!」と思ったんですけど、他(の工程)でも、ちょっとは触れているでしょうけど..
確かに、シャンプーが一番肌に直接触れているんですよね。
Mさん:そうですね。
A:そうなると、アシスタントさん自体じゃなくて。
・・というよりも、そのお店全体として。。
シャンプーって、、僕なんかはよくわかんないんですけど、でも、「凄く重視してる」ってお店は多くないように思うんですけど。
Mさん:はあ。。
A:もちろん、やり方のマニュアル(があったり)とか、「しっかりやる」ということは当たり前なんだと思うんですけど。
でも、(お店が)発展していく段階でいうと、カットだとか、ワンディングだとか、アイロンだとかってどうしてもなっちゃう部分が多いかと..
ほんとうに今のお話は、「凄いな」と思いました。
Mさん:シャンプーは、技術は、1〜2割ですよ。メンタルが、ほぼ占めます。
で、これは大概の美容師さんが言うと思うんですけど、「シャンプーがうまい美容師は、必ず大成する」。
これ、比例しますよ。
だから、その、お客さんの...「相手の想いを汲み取ろう」とする意識が、どれだけ強いか?・・
A:うんうん。そうですねぇ...
Mさん:・・が重要なんで。
(スタッフを)育成しているときは、そこをよく、言葉にもしましたね。
A:おっしゃりとおり。僕はお客の立場で施術してもらったことしか当然ないんですけど..
いま、お取り引きがないサロンさんなんで、言っちゃいますけど。
昔、あるサロンさんで、そこでよくカットをしてもらってたんですけど。。
たぶん、調整をしてくれないのか?ちょっと(シャンプー台に倒されたときに)息苦しいんですよ。
Mさん:うんうん。
A:で・・・なんて言ったらいいのか...(ビハーラさんの)お話を聞いて、思いましたね。
(その美容師さんは)「意識が足りなかったのかな?」って。
たぶん、ちょっと角度を緩くしてくれれば、僕はその息苦しさからは解放されるんですけど...
でも、そこに(お客さんを必ずよくしてあげるという、美容師としての)気概ってものがなかったのかなぁ??
Mさん:あぁあぁ。
A:あと、これはもう美容師自体を辞めちゃった美容師さんなんですけど。
今のお話を聞いていて「なるほど」と思ったんですけど...
ブラッシングで、地肌を、僕が「痛い」って思うぐらいやる美容師さんが居たんですよ。
それもやっぱり、ご本人に意識がいってないのか?
僕にやるってことは、たぶん僕が嫌いで、わざとやってるってことはないと思うんで。。
Mさん:うん。うん。
A:どなたに対しても、こういうところを、気にしてないのかな?と思ったことがあったんですけどね...
Mさん:そうですね。。
想いや注意力が足りないんだと思う。
昔、昭和の時代は、技術を教えてもらうには、最初の一歩はブラッシングだったんですね。3、40年前は。シャンプーじゃなくて。
ただ昔は、毎日シャンプーはしないような時代だったんで。。
A:お客さまは家で(毎日は洗髪しない)...
そうですね。
Mさん:そうすると、「まず、頭皮の汚れを、ブラッシングで取りましょうよ」と。
2本使ってガーってやってって。教えてもらいましたけど。
いまはそんな、汚れているお客さま、いないですからね。
A:そうですね。毎日、頭洗ってますもんね。
Mさん:で、自分が教えられたマニュアル通りにやっていても...
「いま、そういう時代じゃないですよ」と。
そんなに、お客さまの頭皮、汚れてなにのに、「ゴリゴリやって『気持ちいい』と言うお客さまはあんまりいないですよ」と。
(その美容師さんは)あんまり考えないで、何十年も経ってしまったんじゃないですかね?
「すべて」に通じると思いますよ。
いま、それを時代が求めていない・・ということ...
A:そうですね。。
では次というと、、カットするときに心掛けていることはありますか?
Mさん:カットは、、そうだなあ。。。
ひとつは、マニュアルに囚われない。
で、色んな方を見て来て、いいとこ取りして、自分流がある程度あるんですけど。
たえず、自分が前回作ったものよりも、もっといいものはないか?と思って、
今日の作業・施術を、自分のなかで新しい感覚を...
すると、自分がちょっとワクワクしたりするじゃないですか。
もっといいものが出来たり、、・・というところを気をつけたり。。
あとはその、20年つき合ってると、そのお客さんの髪の状態も変わったりするんで。
薄くなったり、髪が疲れて来たり、、そこをカバー出来てるかな?とか。
そのひとにとって、一番ベストなものって何か?・・・と、ず〜っと考えながらやってきているってところかな?
・・あんまり、答えになってないんですけど。
A:あの、意見がわかれるところだと思うんですけど。有名な美容師さんとか。
ディーラーさんとかメーカーが主催した、いわゆるカットの講習会とかあるじゃないですか。
カットの勉強会とか。
そういうのには、行かれるタイプですか?
Mさん:行きましたね。
A:今は?
Mさん:ここ最近ね、色々なお誘いが多過ぎて...
ここ3、4年あまり行けてないんですけど。
ほんとうはそういうの、大好きなんですよね。
もっと自分の時間が作れたときは、結構行ってました。今でも行きたいぐらい。
・・たくさんインプットしたいな・・と。
A:それはもう常に?
Mさん:ありますね!
A:そうはもう、カットに限ったことではない・・ということですよね?色んなことをインプットして行きたい・・というのは。
Mさん:そうですね。カットが一番中心ですけれども。
いま注目されている美容師さんが、どんな施術をしてるのかな?と。。
ネットとか雑誌とかではなく、リアルに生で見ると、一番すごく伝わるんで....
A:なるほど。
Mさん:昔はよく行きましたね。
自分がなんとなく壁にぶち当たって、なんか新しい仕事が出来てないな、とか。
で、ひとり仕事になると、なおさら周りが見えなくなるので、よく出て行って、一流さんを...
特にピークアブーさんですけど。
ちょいちょい行きましたね。
A:ビークアブーって川島さんですよね?
Mさん:そうですね。
A:やっぱり違いますか?
Mさん:違いますよ。
来ているメンツが違うんですよ。
凄いひとが来てるんですよね...
「このひとノート取るんだ...」ってひとが、ノート取るんですよ!
ジャパンタイトルをいくつも獲ったひとが、同じクラスに、、「おーいるんだ..」と、思ったこともありましたね。
A:常に「学ぶ」という姿勢があるんですかね?
Mさん:そうですね。
そういうひとたちは、プライドもなく。
タイトルを持ってるということなんて、そのひとにはどうでもいい...
「どうでもいい」といったらあれですけど、それよりも、、そのプライドよりも、新しい「今売れている美容師さんのスクールを受けたい」・・そう思って、生徒で入ってくるんですね。
その姿勢は凄く、「見習わなきゃ」と、思わされたりしますね。
A:そうですねぇ...
全然美容の世界とは離れるんですけど。僕が自分の仕事をするので、学んでいる..
僕は「直接」ではなく、主に音声とかネットとかで学んでいるんですけど。
そのなかで言っていたのは、一番学習に対して妨げになるものは、「俺は知っている」という心だと。。
「俺は知っている」と思った瞬間に、もう、受け入れなくなる、、考えを。
だから、極端なことを言えば、自分が誰かに伝えたことを、そのひとが、自分にもしも(そのことを)話したら、「へぇーそんなことあるんですね。初めてだ(初めて知った)」ってぐらい。
それぐらい、「自分は何も知らない」ということを、常に常に...
(心に置いて)やっている・・ということを言っていたんですけど..
だから、こう、色んな世界で...何の世界にも相通じるのかな?と。
Mさん:うんうん。そうですね....
A:では次に...マレーアの核心にも繋がる部分に入っていくんですけど..
第一弾の公開の際から記していることですが、、
この対談の際、聞き手の私:荒井は、素晴らしい言葉の数々に、どんどんのめり込んでリキが入ってしまいました。
よって、どんどん話が長くなりましたので、分割して掲載しております。
次回は必ず、来月(7月)15日迄にアップいたします。
続きの掲載を、お待ちください...
☆ビハーラさんとの対談:Part1から見る
☆続き → Part5はこちら
☆美容室ビハーラさんご案内
☆美容室ビハーラさん関連NEWS