「ミコノス廃盤の『真相』その2」です..
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「ミコノス廃盤の『真相』を暴露:その1」からご覧ください...
辿り着いた、ミコノス廃盤のほんとうの『真実』です。
勇氣を持って、告白します。。
ほんとうは、、
...相当、、ためらいましたが、、
結論から、言います。。
ほんとうは、、、
したたかに、長期的視野に立って、徐々に「社長のパワー」を奪ったのは私だったのです。
つまりは、ミコノス廃盤の責任は、全て、、私:荒井にあるのです...
これが真実です。。
社長に責任は、、無い..
..私は非常に弱い人間です。
なので、ついつい「保身」に走って話してしまうことがよくあります。
だからあなたも、この真実を、どうか心の奥深くにしっかりと刻み込んで、私の話に耳を傾けてください。
そうでないと、私が、他の誰かを糾弾するように話してしまったときに、その「誰かが悪い」と、あなたも思い込んでしまうかもしれません...
でも、私の本意は、決してそこにはありません。
すべては私が、したたかに誘導したこと。
ミコノスを廃盤に追い込んだ、すべての責任は私にあるのです。
ぜひ、この事実を踏まえて、暴露話をお聞きください..
では始めます...
引退して、南の島で優雅な隠居生活のはずが...
去る2011年の暮れも暮れ。
12月21日から私は、「委託」として、ミコノスの会社へ通いつつ、今迄どおり代理店も続けるという、二足のわらじを履くこととなりました。
翌年(2012年)内に、社員が皆辞めてゼロになる..
そして、自分(社長)と奥さんだけになってしまう..
奥さんは事務仕事だけしかしない。
自分ひとりじゃ営業もままならない..
私は十二分に稼いだ。
本音を言えば、もう疲れた..
この仕事を辞め、ミコノスも無くし引退したい。
でもそれでは、ミコノスに携わるひとを路頭に迷わすし、悲しませる..
なので、ミコノスはなんとか継続したい。
けれどそれには、それ相応の能力のある人間が後継者になってくれないと無理。
実は、能力や実績だけで言えば、優れたひとは外部にたくさんいる。
ミコノス廃盤を回避するための唯一の条件?
しかし、、
私はそこに、性格的な「真面目さ」を求める。
私は、荒井さんの真面目さだけは、買っているし信頼している...
その、真面目さで判断したら、荒井さんしかいない...
けれど、繰り返すが、私はそもそもミコノスを全廃してリセットしたいのだ。
だから、荒井さんがこの話を受けないのなら、即、ミコノスは廃盤にして私は引退する。
つまり、、
あんたの決断しだいで、幾人もの人々を路頭に迷わすことになるんだよ...
さぁどうする?
・・という
「脅迫まがい」の要請です。
そんなの、、
単なる脅しだろ?
黒字で儲かってる会社をたたむわけないじゃん。
・・というのが、正しい思考であり、正しい解釈です。
ですが。。
この社長の常識はずれの性格を誰よりも知り尽くしている(と思っていた)私には、そうとは思えなかったのです。
「このひとならば、やりかねない...」と思ってしまったのです。
今にして思えば、きっと、、
彼の論法にまんまと嵌って、客観的で冷静な思考が出来てなかったのでしょう。
もしくは、私がこのときも今も、単に「相当なバカ」なだけかもしれませんが。。
彼のこの話を、半ば信じてしまって、焦ってしまった面もあったことと思います。
...ちなみに...
「荒井=真面目」というのは、この社長が私に「ハイ」と言わすための巧妙なレトリックのひとつです。
私がほんとうに「真面目な人間」というわけではありません。
お間違えなく...
アメとムチ..
そしてこの話には、こうしたムチの面だけでなく、以下のような「アメ」も用意されていたのです...
条件的には、、
翌2012年8月までを「引き継ぎ期間」とする。
翌月9月に社長は引退し、南の島へ移住して隠居生活を始める..
ミコノスについては、私が会社の一切の権利、業務を買い取って、全てを引き継ぐ。
という約束だったのです...
でも私に、会社を買い取るだけの大金など無いことは理解してもらっていました。
なので、譲渡金は分割で彼に支払っていくことで約束していたのです...
しかし、、
不気味過ぎる「気配..」
翌2012年...
隠居する時期が近づいて来ても、一向に引き継ぐべく事務仕事などを、私や私のスタッフに、教えようとする気配すらありません。。
何か、イヤ〜な予感を、ずっとずっと感じ続けていました...
そうこうしていたある日...
確か、もう引き継ぐべく日も近づいた7月頃だったと記憶してますが...
突然、、
「引退できなくなった」と言い出したのです。。
「ミコノスを作ってくれてる工場が、私が社長じゃないと、ミコノスを作らないと言い出した...」と。。
猿でもウソとわかるような、デタラメな「作り話」
をし始めたのです。。
しかも、、自身は引退はしないけど、現場からは完全に離れる。
でも、権利は全て持ち続けて、権力を握り続ける。。
そして、お前には権利は何も渡さん!
利益も、ワタシが、今まで以上にたくさん取る。
お前には、代理店のとき以下の取り分しか払わん。
しかも、引退撤回=会社の2階の自宅部分に住み続け..
その自宅部分も含め、建物全てを私たちが使用する前提で約束した高額な家賃や駐車場代とか。
会社を継いだことで生じる税理士への報酬など。
会社を継いだ後、
「『ワタシに支払うべきもの』と約束した分は、そのまま全額払え!」
・・というのです。
まるで、、
奴隷契約を迫られた気分です
「はぁ??」
「そんな無茶で横暴な話あるかよ...」
と、憤りと失望の感情に打ちのめされました。
でも、咄嗟に混乱する頭を一生懸命働かせました。
「考える」ことに、これだけエネルギーを消費するとは..
と思えるくらい、闇夜のようなダメージを覆った最低最悪の状況のなか、必死に頭を働かせたのです..
そしてまずは、最も大切な活動資金を試算しました。
頭をフル回転させて試算をしてみたところ..
当然、そもそもの約束時よりも、大幅にマイナスです...
当時、ミコノスの仕事は、発展さす事も考えたら、それまでの人員(2人)だけで回すことはほぼ不可能でした。
また、社長からも、人員を増やすことも譲渡の条件であったかのように、ひとを増やすことを度々要請され続けてきました。
なので既に、社長の引退後に、入社してもらう約束を交わした者がいたのです。
彼への給料と元々のスタッフの給料...
これを支払ったら。。。
ウチに来る約束のスタッフは、既に前職を辞めていました。
そして、他の仕事や様々な可能性を捨てて、この仕事に賭ける覚悟で就職を決めてくれていたのです。
だから、彼らをクビにして、路頭に迷わす訳には行きません。
そうなると、、残りの金額だけでは、私の生活費すらままならない計算です...
「これは・・ゼッタイ破産するぞ...」
「ちょっと待てよ..おい..」
「それはオレに地獄に落ちろ!って命令だぜ。」
・・と、様々な負の感情が交錯して、身体が芯から凍り付いてくるようでした。
でも、この社長の「言い出したら聞かない」性格も、十分過ぎるほど知っていました。
なので撤回を迫ったところで、
「だったら寝ずに働いて、もっと売れ!」と言われるだけ。
もしくは、
「夜間バイトでもして、副業で稼げ!」
「消費者金融から、限界まで借金しろ!」
・・と言われたことでしょう...
撤回さすのは不可能なことは、十二分にわかっていました。
だからすぐに、、
今後の困難な道のりを想像して、血の気がス〜っと引いていったのを覚えています...
もう...不合理を通り越して意味不明。
この話を聞いたとき、私の、テーブルの下で握りしめた拳は、、
怒りでブルブルと震えていました。
そして、彼への憎悪と失望の感情が、ドッと沸き起こりました。
もしも私の手の中に、ナイフがあったとしたら..
目の前の極悪な詐欺師を刺し殺そうとしても不思議でないほど。
私は、沸点を超えた怒り、悲しみ、恨み、憎しみの感情で混乱していました。
唇は震え、動悸はやまず、目は血走り、舌は回らず、、
まともに、コトバすら出てこなかったことを覚えています。
しかしながら一方では、凄く冷静に、俯瞰してそれを見ている自分も同時に存在していたのです。。
そして、その冷静な方の私は、これ迄の彼の言動を、ひとつひとつ時系列を追って整理し、検証していたのです。
「ワナ」に嵌められた..
すると、この話自体、元々が巧妙に仕組まれた「ワナ」だったのではないか?
はじめから「嵌められていた」のではないか?
社長的には、彼自身のやり方の限界からか、売上が停滞していたこと。
(実際、この会社の売上は、数年前がピークで、その後は徐々に漸減していたのです。)
そんななか、手前味噌ですが、ここ数年の私の仕入額は、かなり伸びていたのです。
だから私を、「利用しよう」としたに過ぎなかったのではないか?
・・こうした「思考」が、私の中に沸き起こって来ていたのです...
もっとも彼は、ある「副業」も始めてましたので。
そっちが思ったように行ってなくて、計算が狂っただけかもしれませんが。。
ただ、いずれにしても彼のこれまでの言動や、多くのひとへの過去の高圧的な態度を振り返ってみて、
妙に納得してもいたのです...
事実。2011年暮れからこの時まで。
私は、「警戒心」を拭えずにいたのです。
だいたい...
したたかで、腹の中にイチモツ抱えているような、クセ者の社長が多い業界です。
そんな業界でも、突出して「クセ」があったのがミコノスの社長です。
「周りの人間」を利用するなんてのはお手のもの。
私を陥れる程度のことは、赤子の手をひねるくらい簡単に出来てしまうことでしょう...
だから私は、少なからず、彼のことは警戒し続けていたのです。
なので...例えば、私たちがどのような方法で新規開拓営業をしているのか?などの..
「手の内」は、一切隠していたのです..
彼が去り、きちんと会社を継承するまでは、ゼッタイに手の内を隠し続ける、と決意していたのです。
彼は狼みたいなものです。
「倒す」と決めた相手は、徹底的に叩き潰せる「強さ」と「冷徹さ」を備えています。
一方私は、「甘ったれ野郎」です。
まるで、狼に歯向かう子犬のようなもの...
こちらの最大の強味を、みすみす晒すわけには行きません。
だから、全てを「隠し続けた」のです。
結果、この引き継ぎ期間の売上状況は停滞し続けていたのです..
なのできっと、、
私のこの姿勢に対して、彼としたら、ムカついた面もあったのでしょう..
だとしたら、、
元々は、私に完全に事業を継承しようとしていたのかもしれません...
でも、警戒心を緩めない私への「報復」として、居座る方向へ舵を切り替えたのかもしれません。。
俯瞰した方の私は、このように洞察していました。
こうして、、
私が社長を信じなかった事で、彼を狂わせたのかもしれない
..という「私が諸悪の根源であった可能性」すらも、見えて来たのです...
とはいえ、、これまでの彼との関係を考えると...
容易に彼を100%信じる方向へと舵を切り替えることなどできませんでした。。
で、、結局はがんじがらめにされるべく、「嵌められた」わけです..
ここから何としても逃れなくてはいけません。
そこで、私は、このように約束を一方的に反故にするのならば、
「僕を元の、『単なる代理店』に戻してくれ」
・・と迫ったのです。
懇願にも、NO..
けれど彼は、「それは無理」と言うのです。
それが無理ならば、、
私には代理店時代から使用している事務所も倉庫もあります。
だからせめて、、
この会社ではなく、私の事務所を拠点にやらせて欲しい。
そうすれば、あなたに払う家賃や駐車場代はゼロにできるのだから..
けれど、
「それもダメだ!」...と言うのです。
そして、、
私の話を全て受け入れて、私の命令に従わないのならば、、
「当初の予定どおりに、今すぐ、ミコノスを全て廃盤にする」
と言い放ったのです。
つまりは、、
さらなる「脅し」です。
..ここで、
「普通に考えて、『売れていた』ミコノスを、あんたが要請を受けなかったとして、ほんとうに廃盤にしたわけないだろう?..」
という疑問を、あなたも抱くことでしょう...
また、
「廃盤になったらなったで、あんたより有能な人が後を継いだでしょ?」
というギモンが湧くかもしれません...
沸き起こるギモンの数々..
そもそも、
「それほど有能でもないあんたを、後継者に選んだのはなぜ?」
と思うことでしょう...
でも、この社長と面識があるひとならば、わかることです。
彼は、いい意味でも悪い意味でも「変人」なのです。
私なりに、彼の性格を分析して考えてみました。
結果、様々な常識はずれの行動は、全て「取りかねない」と判断したのです。
また、私を選んだのは、所詮は自分より低能だと感じていたからでしょう。
心のどこかで、「コイツなら、うまく使える」と考えていたのだとも思います。
あやつり人形..
また、ミコノスの扱い比率がウチは非常に高かった事もひとつの要因なのでしょう。
だからきっと、代理店の中で、ミコノスへの「思い入れ」が、私が最も強かった事もわかっていたのでしょう。
私が相手ならば、「ミコノス廃盤」をチラつかせれば、いかようにもコントロール出来る!
と、猿芝居を打ったのかもしれません。
もっとも、、それにマンマと嵌った私は、
猿以下の頭脳なのでしょう...
まあ、いずれにしても、忸怩たる想いを抱えつつも、私は、こうした不合理な申し出を受け入れたわけです。
さらに、勝手に代理店さんなどには、「代表就任のお知らせ」などを私の名前で送られてしまいました。。
こうして、、
「委託先」に過ぎない私が、ミコノスの代表として、前面に立つことになったのです。
もっとも、、
心の奥底で、いつかは、、
5倍にして、やり返す!
・・という恨み、つらみの気概を持ち続けていたのは事実です。
(ちなみに、今はもうこの想いはありません。だからこそ、話せるのですから..)
ホントはもっと澄んだ感情だけで動けてたら、清々しい男なのですが...
あなたにウソはつきたくないので、仕方ありません。
カッコつけてもしょうがないので、本当の気持ちを明言しました。
私は、こうした「目には目を!」という激しい攻撃性も持ってる人間。。
決して褒められたものではありませんが...
この、ネガティブな「仕返しのパワー」が、その後、窮地を切り抜ける際に役立った面もありますので..
まあ、こういう曲がった根性も持ってて「良かったかな?」
・・と思って、肯定的に捉えております。
いずれにしても、こうした経緯を経て私は、「権利ゼロの代表」という、奴隷状態を受け入れたわけです...
奴隷契約...
なのでもちろん、製造・開発・価格設定・製品仕様・仕入れ管理に至るまで。
1ミリたりとも、私に何らかの発言権があったわけではありません。
また利益面では、望んだわけではないのに、毎日の出社を強制され、「家賃」と称して毎月高額を徴収される始末..
全体の利益のうち、私とウチのスタッフの元に入るのを合わせて3割程度..
それなのに、、
スタッフ全員の営業車両の用意と、資料作成などの諸経費はもちろんのこと。
営業活動時のガソリン代や荷作り運送費。
細かいところでも、コピー用紙やボ−ルペンなど全ての事務用品代 etc.
全額私が負担したのです。。
そのうえさらに、、
奥さんへの「給料」も支払え!
お客さまからの振込でのお支払いも、現金で領収したものも、まずは社長の懐に入ります。
そこから、私どもの取り分を計算して、締め払いでもらうことになったのですが。。
(ここでも厳密に言うと、入出金のタイムラグが生じます。
そのことで、彼にとっては非常にお金の回りがラクになるメリットも生じるわけです。)
なぜか?
奥さんが代行する事務仕事は手放さずに、その仕事に対する給料まで天引きされ...
自分らの居間も含む水道光熱費を半額も私が負担させられ...
会ったことすらない税理士費用まで請求され...
そのうえ、、
全ての活動にかかる全ての経費は、全額私持ちという..
ヤ○ザでも躊躇するほどの悪徳な環境
...を作られてしまったのです。。
そして、そんな不合理な環境下で、私が、全てのミコノスの普及を担うことになったのです...
さてさて。
ここから、徐々にミコノスは廃盤へ向かっていくこととなります。
これからさらに、ミコノス廃盤のほんとうの理由へ勇氣を持って迫っていきます。
以下から、続きをご覧ください..
ミコノス廃盤の真相:『核心』へ
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