レーア・レナータ施術をすると、ナゼ他とはちがう髪の状態に仕上がるのか?

いったい、どんな成分が入っているのか?‥多くの方がギモンをもたれます。
マレーアの場合、他の化粧品メーカーや、水系統のモノを販売しているメーカーのように「○○という成分が髪を健康にします!」とは謳っていません。

それは、髪にしても、肌にしても‥人間は、何かひとつやふたつの成分だけでみちがえるほど良くなる・・それほど単純にはできていない・・そんな考えを持っているからです。

何かひとつの成分をもって、
だから健康になる。
だから綺麗になる。
傷まない。

・・と、宣伝することは、裏を返せば、それだけしかアピールポイントが無い‥ということです。

以前、ある著名なコピーライターの話を訊いたことがあります。
そのライターが言うには、「ほんとうは“価値のないモノ”を価値があるように伝えること」の方が、「ほんとうに“価値があるモノ”の、その価値を正しく伝えること」よりも簡単なのだそうです。

でも、もちろんそこに手を出してしまったら、結局は自分に返ってきてしまう..

なので、有能なコピーライターは、優れた商品やサービスのコピーしか書かないのだといいます。

一方、普通のコピーライターは、やっぱりお金を稼ぎたいわけです。

どうしても「お金」が目線の主になってしまうので、商品自体の優劣になど目がいかなくなります。
結果、「ほんとうは“価値のないモノ”を価値があるように伝える」こととなります。

でもこの「甘い汁」を吸ってしまうと、どうしても、そのモノやサービスの「本当の価値」以上のコピーを書くことに慣れてしまうのです。

そしてやがて売れなくなり、大袈裟に書くことに慣れたライターは、本質を見抜いたコピーが書けなくなります。
よって彼らには、ほんとうに価値のあるモノやサービスの場合は、コピーの依頼すら来なくなります。。

だから、売れるコピーを書けるのはごく一部のライターだけ、となってしまうのだそうです。

このことが本当ならば、巷に流れる何やら怪しげな「宣伝文句」で扇動するような商品は、現実に怪しいモノ‥ということになります。


手前味噌ですが、マレーア製品を扱っていると、ときにこれと似たジレンマに見舞われます..

いったい、この価値をどう伝えればいいのか?
これを伝えても、あれを伝えても不十分で、伝えきれない..
・・と悩んで、また原稿を書き直し、資料を作り直してみる..

こんなことを繰り返してしまうのです...

ここに、このたとえ話を記したからといって、「だから何?」と思われることでしょう。

コピーライターの例を出しながら結局は、
「私はコピーが下手でうまくアピール出来てないけど、マレーアって最高なんですよ!」
と言いたいだけでしょ。

..と思われることでしょう..

正直に言うと、まさにそんなところ。
読まれちゃった...って感じです。
それは確かにそうなんですけど。。

でもここで、あなたにわかっていただきたいことがあります。

それは、髪は単純じゃないという事実なのです。

例えばシャンプーやトリートメント剤です。
これらに、単純に、何かひとつの成分が配合されているからといって、それだけで良くはならないのです。

まして、美容室で、ストレートにしたり、カールをつけたり、染めたり‥こうした行為は、必ず髪に少なからず負担がかかります
その行為と、髪の状態を回復させたり、向上させることは、そもそも相反する行為なのです。

このジレンマを解消して両立させる。。

そのために、日夜化粧品製造メーカーの研究員の方々が頑張っているわけです。
 
なので実際問題、トリートメント剤ひとつだけで髪の形状変化と回復を同時にして、しかも「保ち」が良くなったり、

ただひとつの成分の働きだけで髪の損傷が劇的に回復したり、、

・・ということは起こりません。

無茶な話なのです。

髪の形状を変化させるには、単純に説明しても、、

(1)髪の内部に薬液が入りやすい状態を作るために髪の状態を保つための結合を緩めてあげて、
(2)髪の内部の、形状を決定している結合を切って、
(3)うごかして形を変えて、
(4)元の形状を作っていた結合とはちがった場所同士を結合させて、
(5)同時に最初に緩めた髪の状態を保つための結合も元に戻して、
(6)キューティクルや髪の表面も整えてあげる...


‥というような段階があります。

しかもこの際には、どうしても、髪に残ってしまったらマズい成分を使わなければなりません。

これは、必要悪。。

最新の毛髪科学を駆使しても、このジレンマを完ペキに解消できた技術も商品もありません。
あたかも、このジレンマを解消したかの如く「表現している」ケースは多々あります。

でも、それは明らかに、虚偽、ねつ造、戯れ言です。

ですから、どんな製品を使っていても、どの美容室でも、髪に残ってはいけない成分を、髪に残さないための工程を踏むわけです。
化学反応を起こして分解して除去したり、流すことで除去したり‥という工程が絡んでくるわけです。

さらに、一度壊した結合を100%元に戻すことは不可能なのです。

なので、何かしらの工程を髪に施さないと、壊れた結合分の髪の強度低下を補うことはできません..

もっと言うと、上の最初の(1)段階で、下手をすると、髪の内部の成分が流れ出たり壊れてしまいます

そこで、そこを何よりも先にまず補強しておく。
あるいは、補強しながら緩める。
‥という反比例する行為を同時に行ったり、、

・・と、もの凄い複雑なことを髪の内部で起こしているわけです。

複雑過ぎて、美容師さんや、メーカーの販売を担当するような人たちでは、科学的な反応を論理的に100%完ペキに理解することが難しい現実があるのです。

これはほとんどの人が気づいてないことですが...
例えば医者は、自分が使う「薬」の詳細を知らないのです。
薬剤師もそう。たぶん、医師よりは詳しくても、よくはわかっていません。
薬品メーカーの営業マンだって、完ぺきには理解できていないのです。

本当によ〜く知ってるのは、医薬品会社の、医薬品研究だけに日夜携わっている者だけです。

『メルクマニュアル』

聞いたことないかもしれませんが..
この医学事典に、患者の症状に応じて出すべき薬の「マニュアル」が記してあるのです。
この、メルクマニュアルを見れば、あなたも、私も、
医師と同様に患者さんに出す薬を選択できるのが医学界の実情なのです。

(とはいえもちろん、知識的に医師の方が一般人より「断然上」なのは当然のことです..)

もちろんこれは、医師や薬剤師をバカにして言ってるわけではありません。
メッチャ複雑で難しく、凡人では学習するのも難しいのが薬学の世界なことでしょう..

だから、普通に考えれば。。

この薬学の世界の広範な知識を、日々、患者さんと直接対峙することに時間を費やすことに従事している医師が、日々の大半を薬の研究・開発に捧げている人たち同様に得ることなんて不可能だと思いませんか?

むしろもしも逆に、薬の知識を学ぶことに時間を費やしてしまったのならば、そのひとは、ロクな医師になれないことでしょう...

この状況と、我々美容師や美容メーカーも同じなのです。

そしてさらに、実は「髪の構造」は、まだまだわかってないことだらけ。
髪について「分かってること」はわずか10%程度だろう・・とも言われています。

それこそ、髪=神の領域なのかもしれませんね。。

なので、ついでに言わせてもらうと、美容業界の人間で、美容師をしたり販売ディーラーをしたりしながら「自らが研究&開発したオリジナルブランド」‥と言って販売してる者がいますが、それは不可能です。

・・否、言い過ぎました。可能かもしれません。

ただし、それはどこかにある「既存の商品」と、ほとんど同じコンセプトで作られた“ラベルの付け替え”となるだけに過ぎないことでしょう..

営業マンをしたり、美容師をしながら作るような「付け焼き刃仕事」でも作れる商品は、たいしたモノではないことだけは確かなのです。

医師や薬剤師は薬を作れません。また、作りません。

それと同じことです。

化粧品の製品開発の専門家は、ご自身が学生時代から化学の分野を志ざし、日夜研究に没頭している方々なのです。

それこそ、庶民には難し過ぎてわけがわからないような「ノーベル賞クラス」の話でも理解できるような、もの凄~く頭のイイひとたちなのです。

実際、マレーアの開発期において。
いま、マレーアの製造をお願いしている工場の、研究員の方々と幾度も話をさせて頂いた経験がありますが..

彼、彼女らの知識と熱量は、凄まじいものがあります。

それだけ勉学に没頭してきたひとが、そうした会社に就職をして、一日の全てを化粧品の開発に費やすようになった方々の集団が「研究・開発部門」なのです。

そうしたひとたちが、日夜研究・試行錯誤を繰り返し、ようやく完成させたものが「商品」となるわけです。

日々の大半を美容室の現場や販売支援活動に費やす美容師や営業マンが、たとえ寝る時間を削ってでも対抗しようとしたところで、製品開発の知識や能力の面では、彼ら研究員にかなうわけがないのです。

・・でも、、

逆に彼らはユーザーさんと美容師さんが対峙する「現場」を全く知りません。。
だから彼らだけでも、良い製品は、高確率で作れません。

そこに製品コンセプトや現場の希望・要望とか。
色んなものが乗ってきて初めて、より良い製品が作り出されるわけです。
このコンセプトなどの面で、どういうセンスでどうストーリーを描けるのか?

ここら辺りが、我々の役割になってきます。

その開発段階で各販売メーカーの個性や考えが現れてくるわけです。

製品開発において。
そもそも「グランドデザイン」が明確でないことには何も生み出せません。
建物を建てるときに、出来上がった「図」が無いことには、現場の作業員だけでは、何も作り出せないのと同じです。

つまり、販売メーカー自身に知恵があって、最終消費者である「お客さま」を第一に考えるマインドセットがないと、ロクな商品にならないのです...

ここが実はもうひとつのカギになる部分です。

だから、自社に研究開発部門を持つような大手の化粧品メーカーが、より魅力的な商品を出せる。。

・・とは限らないのです。

自社開発ではなく、製造メーカーと提携して開発するような委託販売メーカーの方が、より良い商品を出せることも多々あるわけです。

さらに言えば、化粧品が流通するには、製造する能力だけではできません。
流通させるには、流通させるノウハウが必要なのです。

そこに一本芯の通った考えがないと、製造メーカーに振り回されるだけ。
他社とたいしたちがいのない商材を掴まされるだけ‥となってしまうわけです。
 

もっとも、いたずらに「流通」にだけ能力を持った者もいます。
だから例えば、化粧品認可すら取ってないモノを売ったり、時代が要請している環境問題と巧みに結びつけて、ギリギリ、グレーゾーンの表現を並べて恐怖心を煽るようなメーカーも一部存在してしまっているわけです...

‥というように、話せば長くなるのですが..
「じゃあ、お前は例に出した人々よりも優秀なのかね?」
と問われれば、「NO」。
そうではありません・・としか答えられません。

私の判断基準も、所詮私自身が築いたものです。

でも、その基準こそ、実は重要だと考えています。
そして、その基準に合致したものだけをずっと販売して来たこと。
手前味噌ですが、この点だけは、誇っていいと思っています。

逆に言えば、多くの人間は節操がないのだと個人的には考えています。

実際、この業界...

美容室へ直接営業をしている販売代理店の90%以上が、「売れそうなものを売る」極めて強い傾向があります。
もしくは、美容師さんから「あれが欲しい」と頼まれるものを探しだし、それを売りたがります。

となると、、自身のコンセプトなどほぼ全く考えずに商材を扱うこととなります。

主義主張がちがう、全く別の理論から成り立つ商材をいくつも販売し、
「お客さま(美容室)のニーズに合ったものを我々は提供します!」


実はこの業界。こんな会社が大半です。
(有り難いことに、弊社の取引ディーラーにはこの傾向がゼロ・・とは言えませんが、ほぼありませんので私どもは助けられてますが。)

私に言わせると、これは自分がないだけ。

特化できる商材がない。
だから、色々と手を出しているに過ぎないわけです。

もっとも、特化できる商材があるにも関わらず、単純に売上が欲しい。。
だから、色々と手を広げるひともたくさんいますが‥

また、自身の扱う商材への掘り下げ方が不十分すぎるので、浅薄な理解のまま営業活動を行う。。
なので製品コンセプトすら美容室に伝えられずに、美容室へ浸透できなくなる。。
よって、多くの商材を抱えざるを得なくなってしまう。。


そんな会社がほとんどなのでしょうけれども。

この傾向は、実は、何種類もブランドを変えてシリーズ化したりしているメーカーでも同じなのです。

私は、本来ならば1つの分野に付き1つのブランドに絞るべきだと考えます。
せいぜい2ないし3ブランドにすべきでしょう。

お客さまによって「合う合わない」が、もしも存在するにしても、それは、何かの成分にアレルギー反応があったりというような、稀な状況によるものと考えています。

だから、多くても2~3ブランドなのです。

本当に自分自身が特化でき、自信を持って押せる商材があれが十分です。
それがあれば、お客さまの思考のちがいに合わせて何種類も何種類も置く必要は全くないのです。


‥話があっちゃこっちゃ逸れましたが、「マレーア」です。

突き詰めて考えていくと‥どっから話そうか??と、いつも私は苦労してしまうのです。
・・が、そこをわかりやすく伝えて行くのが私の仕事

このサイトでは、マレーアサロンの特長、マレーア製品や施術の特性を、様々お伝えしていきたいと思っております...
 
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